旅-経営者の目線-

<旅-経営者の目線->25.ヨーロッパの旅 III-(2)シャモニー・ジュネーブ

2003/03/24 15:27

週刊BCN 2003年03月24日vol.983掲載

 10月19日、エジンバラ発ロンドン乗継で20時ジュネーブ空港に着く。市内のホテルはテレコム関連で占められ、国境を越えてバス1時間半、シャモニーに着き2泊した。

 ここはヨーロッパの最高峰モンブラン登山の基地として知られ、海抜1300メートルの高地にある小さな町で、スキー、スケートの名所である。翌朝早くロープウェイで2000メートルの高地に登り、雄大なアルプスの山岳を眺望し満足。ジュネーブは世界の国際会議場で、多くの国際施設があり、レ・マン湖の西端に面している。

 レ・マン湖は琵琶湖よりやや小さいが、水深310メートル、水量は3倍を超える。湖から流れ出るローヌ河を挟んで両側に市街地が拡がっている。ここはフランス語圏内であり、落ち着いた歴史的風情と明るい近代感覚をあわせもった活気溢れる街である。

 湖上のレストランで昼食をとり、いよいよ目的のテレコムに向かう。4年に1回開かれる通信関係のワールドメッセであるが、その年はNECの独壇場であった。圧倒的に広いブース、C&Cの展示内容、そして押すな押すなの集客など、独り抜きんでていた。世界のNECを実感し、意を強くした。

 翌21日、シャモニーを発ち、バスでインターラーケンに向かった。レ・マン湖の北側を高速道路で東に走る。木の間がくれに見える湖の景色が美しく変化する。途中ローザンヌに立寄る。レ・マン湖畔の世界的な高級リゾート地であり、急斜面に立並ぶ家並みが美しい。古い市庁舎の仕掛け時計が毎時、時を知らせ続けているのが印象深かった。夕方、登山鉄道の発着駅のあるインターラーケンに着いた。
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