クロのちょっとブレイク
<クロのちょっとブレイク>11 マイケルの真実
2003/03/17 15:26
週刊BCN 2003年03月17日vol.982掲載
今週、最も話題になったのが日本アカデミー賞でもブッシュのアグレッシブなコメントでもない。世紀のスーパースター、マイケル・ジャクソン側が撮影した記録用ビデオの放映でした。
興味のない人にはどうでもいいこと。スターなんだから整形しようが奇妙な趣味があろうが関係ないよって人もいるはず。
私もその口。歩き始めたころから英才教育を受け、5歳でプロだもの、“普通”に育つのは難しいし、普通の生活ができない分、30年以上もリッチ&フェイマスでいる訳だし。スキャンダルも有名税の1つ…とはわかっているが、それにしてもマイケルほどマスコミに取り上げられるスターも珍しい。彼のいるところ常にパパラッチありなのだから追う方もごくろうさまなことで。
これまで何度も来日しているけれど、なぜか日本にいる間は危ない記事やヘンなニュースは出ない。ディズニーランドを貸し切りにしようが、キディランドで買い物しようがパパラッチされることもなく、スタッフたちとそれは自由に楽しんでいた。
これはどうも欧米のマスコミの体質かなと思う。どんなことも派手に大げさにスキャンダラスに。それが商売と言われりゃそれまでだけど、あまりにも嘘やデタラメが多すぎる。本人の立場になったらなんて考えないね。
だから信頼できそうなインタビュアーから初めてといえる1年間の密着取材を受け、すべてを話したのにできあがりを見たらウッソ~!
あまりにも一方的すぎる番組に怒り傷つき、即、編集でカットされた部分やリポーターのコメントがたっぷり入ったマイケル・サイドのドキュメンタリーをオンエアーしたのね。
そこで語るのは、以前会った時と顔は変わっても話し方や言っていることは昔と一緒のマイケル。特に親友のバブルスとの話にニンマリしちゃいました。
「猿がトイレの水を流す?!」とリポーターは驚いていたけれど、わたし、目の前でバブルスがちゃんとそうするのを目撃してます。箒をもってお掃除するのもホントです。
以上、マイケル・ジャクソンの真実…の、どうでもいい一部を紹介しました。
[襟川クロ]
年間600本もの新作映画を制覇する元気印の映画パーソナリティ。BAY-FM「アクティブ・ウィークエンド」、COMING SOON TV「クロのムービーデリバリー」ほかに出演中。新聞、雑誌の連載から映画インタビュー、MCまでオールマイティにカバーする。
- 1