クロのちょっとブレイク
<クロのちょっとブレイク>10 「クローサー」
2003/03/10 15:26
週刊BCN 2003年03月10日vol.981掲載
お仕事ばかりの方にはチンプンカンプンかもしれませんが、はっきり言って世間の常識(なんて偉そうでゴメン!)。正解は“女性ヒーロー”の傑作たちです。
タフでなければ生きられない。強くなければ輝かないのはムキムキのヒーローだけじゃありません。スクリーンには美しく、セクシーでしたたか、賢くカッコいいヒロインがかなりいる。
SF、サスペンス、ラブ・コメディ、活劇とジャンルもいろいろ。たくましさとしなやかさを兼ね備えたのがポイントね。そこで「クローサー」。アジア発、スタイリッシュで元気が出て感動もするギャルズ・アクションを引っ提げ主演の3人が来日。
欧米の監督がアプローチしまくりのセクシー・ビューティ、スー・チー(台湾)、「小林サッカー」では眉なしのブチャク・メイクで楽しませたアイドル、ヴィッキー・チャオ(中国)、5か国語話せて歌手としても人気の知性派、カレン・モク(香港)と3人3様の個性的美女がズラリの記者会見。
集まったマスコミも美しさに圧倒されて、座って見てるだけ。質問がないってのは司会にとって結構きつい。なもんで友人を睨んで「何かあります?」
目があったライターには「どうぞ」と逆指名。終了後、控え室に戻ると叶姉妹が「ごぶさたしております」とご挨拶。ロングドレスの胸元からはみ出しそうに豊かな胸がユサユサ。
すると「クローサー」3人組ってば、「すっごい!」と目が点になっている。
「羨ましいなぁ」と言いながら、私の胸と比べるカレン・モク。「私もないけどクロも…かわいそう」ときた。すいません、仕事の時は必要ないから家のクローゼットにしまっておくクロサ。
そうそう、「クローサー」はITを駆使して暗殺依頼を受ける殺し屋姉妹の物語。コンピュータと衛星を使ったSF的発想にドキドキです。
[襟川クロ]
年間600本もの新作映画を制覇する元気印の映画パーソナリティ。BAY―FM「アクティブ・ウィークエンド」、COMING SOON TV「クロのムービーデリバリー」ほかに出演中。新聞、雑誌の連載から映画インタビュー、MCまでオールマイティにカバーする。
- 1