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水も漏らさぬセキュリティ

2002/11/18 15:27

週刊BCN 2002年11月18日vol.966掲載

 富士通の館林システムセンタ(群馬県館林市)は、7年前にパソコン工場からアウトソーシング拠点として変貌を遂げ、東京、明石(兵庫県)と並びアウトソーシング事業の3大拠点の一角を担っている。

 このほど、セキュリティ対策に特化したアウトソーシングサービスを提供する「ITマネジメントセンタ」を同施設内に加え、さらなる拡充を遂げた。同センタでは、すでに250社以上の企業データを取り扱っているという。

 周囲の閑静な雰囲気もさることながら、その強固なセキュリティ対策には驚かされた。

 指紋認証、赤外線センサー、数種類のICカードによる入退出管理。出入口のドアには1人しか通り抜けできないサークルロックドアを採用。不審者を一目で分かるようにするため、社員には職務別制服の着用を義務付ける。停電、地震、火災、雷などの各災害には数十種類のチェック項目をそれぞれに設定し、万全を期しているという。

 システムセンタを見学する際、最初の認証時に、従業員のICカードの読み取りに時間がかかり、10分ほど立ち往生するハプニングがあった。

 これこそ“万全なるセキュリティ対策”を、身をもって体験させられたのかも!?
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