10月1日、ビー・ビー・テクノロジーがADSL、IP電話、無線LANの3つの機能を兼ね備えた一体型モデム「Yahoo！BBトリオモデム12M」の発表を行った。「秋葉原で買えば、2、3万円する無線LANモデムが、990円の使用料で利用できる」とそのメリットを強調したソフトバンク・孫正義社長だったが、激務がたたっているのか声がかすれ気味。

　ところが、それが一変。話題がちょうど同じ日に行われたeアクセスの小畑至弘氏を民事で訴えた裁判の第1回、口頭弁論について意見が求められてから。

　「まだ、内容を確認をしていないため、あくまで私見だが」と前置き、「われわれYahoo！BBがアネックスAによるサービスを開始した時に、2.5kmを越えると事実上使えないという発言が繰り返しなされた。しかし実際は皆さん快適に使ってもらっている。使えないというユーザーの声は私の耳には入っていない」と強い調子で訴える。かすれていた声も、すっかり張りを取り戻した。

　孫社長は打たれれば燃える、打たれ強いタイプのよう。