エプソン販売では、カラーページプリンタの販売で「簡単で分かりやすい用途提案」に注力している。

　例えば、名刺とDMの内製化。一見、「こんな提案で大丈夫か」と思わせるような提案である。

　この提案者であるオフィス機器販売推進部・柳智部長は、「名刺とDMは企業活動で必ず消費するもの。外注に出した場合に比べてコスト削減が図れる点を強調している」と話す。

　提案を具現化するために、コクヨのカラー専用名刺カード「クリアカット」と「カラープリンタ封筒」を利用した。

　これらの提案が功を奏し、今年度はカラーページプリンタの売り上げが台数、金額とも前年度を上回る見通し。

　「厳しい市場環境のなか、カラーページプリンタがいかに身近なものであるかを訴えることが大切」（柳部長）

　現在、「文書管理面でカラーページプリンタの分かりやすい活用方法を構想中」で、この4月には具現化する見通し。

　「『なーんだ、こういう提案があったのか』という拍子抜けする提案になるかもしれないけど…」と冗談交じりに話していたが、今度はどんな用途を提案してくるのだろうか。