旅-経営者の目線-
<旅-経営者の目線->2.アメリカの旅
2002/03/04 15:27
当時の羽田や伊丹の空港を見慣れた目には、名もない飛行場の大きさに驚いたが、それ以上に、まるで屋外駐車場ででもあるかのように、さしたる防護柵もないのに驚かされた。
広いアメリカ国内では航空機の利用が、われわれの自動車並みに日常化されていることを目の当たりにして、豊かさの違いについて、改めて認識を新たにした。
ワシントンでは、ホワイトハウスの見学に感激。早朝から見学者が列をなしており、大統領執務室まで見ることができた。ホワイトハウス前の大きな広場では野生のリスが何匹もいたのに驚いた。犬、猫に襲われることはないのだろうか。皇居前広場などでは考えられない風景である。
広々と整備されたアーリントン墓地では、観客が見守るなかで衛兵交代が厳粛に行われるのを間近に見て、国に殉じた者を厚く讃えるアメリカの国風に感動した。
それにひきかえ、亡き戦友たちがまつられている靖国神社が、戦後になって国家に公式に認められなくなった現状について、万感の想いを馳せずにはいられなかった。
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