北斗七星
北斗七星 2002年1月21日付 Vol.925
2002/01/21 15:38
週刊BCN 2002年01月21日vol.925掲載
▼また、ここにきて半導体メモリにも品薄感が生まれ、値上げの動きにつながりそうだという。この2商品は、IT不況の影響を最初に受けた。増産の真っ最中だっただけに影響も深刻だった。作れば作るほど損失が増える半導体メモリだったが、ようやく在庫処理が終わり、新たなステージに立ちつつあることは確かなようだ。
▼CD-R/RWとDVD-ROM機能をあわせもったコンボドライブも品薄で、本体メーカーが取り合っているという話も聞こえてくる。記録型DVDも各社が注残をかなり抱えているようだ。まだ、一部とはいえ、このように品薄商品が増えつつあるとの話を聞くと、さしものIT不況もそろそろ底かなという期待をもたせてくれる。
▼年末年始商戦においてパソコン本体の動きは必ずしも良くなかったが、一部売れ筋商品は早々に品切れ、売りたくてもモノがなかったという。パソコン業界全体が回復するにはもう少し時間はかかるかもしれないが、経営テーマは明らかに変わったと思う。これまでの後ろ向きの処理から、回復期にいかにダッシュするかというのが今最大の課題である。
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